2004/10/29(Fri) 08:36:42 |
昨日、年上のお客様とお話をしてて、時代の先を読んで,対応している(お金をいかに儲けるか)企業、店が栄えてるって話になって、肌では強く感じてはいるんですが、もともとJOELは隙間産業的な感覚があって(実際変な場所に店はあるし、お菓子の種類も少ないし、飾りの少ない地味なお菓子が多い)美味しいものを追求してればって思いながら25年やってきました。バブルの頃はほっといてもお客様がいらっしゃるけど、これだけ景気が悪くなって、ケーキ屋さんが増えてしまえば、経費縮減を余儀なくされてスタッフを減らしたり、自分の仕事を増やしたりしてきついけど、決してわたしの店だけじゃないと思うんで。
其の活力の源が、お客様の言葉なんです。良く「美味しかったよ」って言葉は頂くんですが、あーっ、やってて良かったって思う一言、ケーキを口に入れての「幸せーっ」って嬉しそうな笑顔、これが最大の賛辞です。私のお菓子で幸せを感じていただける方がいるんだって、私も幸せになれる。派手なコンテストに出展したり、広告を出したりしなくても地道にやって行けるまで頑張ろうと。やはり、根っからの職人なんだなーって実感した1日でした。来年の7月で丸25年です、せめてささやかなイベントをしたいですね。 |
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